平成30年度富山県地域リハビリテーション支援体制研修会(報告)
富山県では、高齢者の自立支援と重症化予防防止に向けた市町村事業の支援を強化するため「富山県地域リハビリテーション支援体制」を新たに構築しました。その理解・周知および「介護予防のための地域ケア個別会議」における専門職の参加促進を図るため、2月11日に富山市のサンシップとやまで標記研修会が富山県の主催で開催されました。
当日は、埼玉県での先進事例として、「埼玉県における地域リハビリテーション・ケアサポートセンターの活動と介護予防への取組み」についての講演や富山県介護予防活動普及アドバイザーである荒木さまより「自立支援・介護予防のための地域ケア個別会議の意義と役割」の講演がありました。その後、模擬地域ケア個別会議が多職種をパネラーとして開催されました。各専門職の中で薬剤師としては、チューリップ福光薬局の松原正明さんが参加し、助言等をされました。
地域ケア個別会議の中でも、要支援の方を対象とし、介護予防を目的とした多職種による地域リハビリテーション個別会議は、県内での開催例も少なく、昨日の研修会がキックオフとなり、ますます増えていくものと思われます。今後リハビリテーション個別会議への薬剤師の参加要請も増えることが予想され、活躍も期待されますので、薬剤師会としてもバックアップしていきたいと考えています。